塾対象説明会のご報告(日大豊山中高)
2026年7月8日
日大豊山中学校・高等学校
塾対象説明会レポート
進学塾Musashiの相田です。
2026年7月8日、日本大学豊山中学校・高等学校の塾対象説明会に参加してまいりました。
当日は、校長先生のご挨拶にはじまり、中学・高校入試の概要や今年度の入試結果、 生徒による学校紹介など、学校の魅力や受験に向けた具体的な情報について詳しく説明がありました。
校長先生のご挨拶
説明会は校長先生のご挨拶から始まりました。
中学入試について
試験日・募集人数
- 第1回:2月1日午前 90名
- 第2回:2月2日午後 50名
- 第3回:2月3日午前 52名
- 第4回:2月3日午後 30名
試験内容
4科入試は、国語100点、算数100点、理科・社会100点で実施されます。 2科入試は、国語100点、算数100点です。
国語は、知識問題が約30点、説明的文章が約35点、文学的文章が約35点という構成です。 漢字は小学校6年生までに学習する範囲から出題されます。
算数は、計算問題約5題、小問集合約5題に加え、基本的な図形、特殊算、資料の整理、 論理的思考を問う問題、応用図形など幅広く出題されます。 なお、途中式は採点対象にはならず、約分していない場合は減点となることがあるとの説明がありました。
理科は、理科・社会合わせて60分、理科は50点です。 物理・化学・生物・地学からそれぞれ大問1題ずつ出題され、 25問程度、1問1~2点で構成されています。 時事問題も出題されます。
社会も理科と合わせて60分、50点です。 地理・歴史・公民すべての分野から出題され、大問3~4題、25問程度となります。 基本事項を中心に、時事問題、正誤問題、資料の読み取りなどが出題されます。
合否判定・優遇措置
日大豊山中では、2科・4科同時判定が行われます。 4科受験者は、4科得点と、国語・算数の2科得点を1.5倍した得点のうち、 高い方を採用して判定されます。
足切りはなく、極端な例では理科・社会が0点でも、2科換算で合格する可能性があります。
また、2回以上の受験回に出願している場合には、 合格ラインにわずかに届かなくても優遇合格となる場合があります。 これは「受験」ではなく「出願」が条件です。
さらに、第3回・第4回の両方を受験した者を対象とした追加合格制度もあります。 追加合格は最終手続き日の翌日に電話で連絡されますが、 一度受諾するとその後辞退はできません。
高校入試について
推薦入試
推薦入試は1月22日に実施され、募集人数は120名です。 推薦には「推薦」と「特別推薦」があります。
推薦の基準は、9教科に1・2がなく、5教科20以上または3教科13以上です。 英検・漢検・数検の準2級以上を取得している場合、 それぞれ1点ずつ加点され、最大3点まで加点されます。
評価対象となる成績は、3学期制では中3一学期または二学期の通知表または調査書、 2学期制では中3前期の通知表または調査書です。 一学期時点で基準を満たしていれば、その後二学期に基準を下回っても出願できます。
検定は出願時に証明書の提出が必要です。 PDFで届いた場合でもA4サイズで印刷して提出します。 出願時に証明書が用意できない場合は認められません。
特別推薦
特別推薦には、学業推薦とスポーツ推薦があります。
学業推薦の基準は、5教科16以上、5教科に1・2がないこと、9教科に1がないことです。 検定による加点は推薦入試と同様です。
スポーツ推薦では、全国大会での実績があり、それを証明できる資料が必要です。 さらに、5教科・9教科平均3以上、9教科に1がないことが条件となります。
相談会時には部活動顧問との面談を行い、入学後は3年間「体育クラス」に所属します。
推薦入試の試験内容
学業推薦・特別推薦の学業は共通問題です。 3教科合わせて70分で、各教科40点です。 英語・数学・国語の好きな教科から解答できます。
すべて記述式で、リスニングはありません。 教科書レベルの内容が中心です。
国語では論説文が出題され、漢字・文法・古典も含まれます。 数学は関数と図形を組み合わせた問題に慣れておく必要があります。 英語は、大文字・小文字も含めて単語を正確に書く力が求められます。
スポーツ推薦では実技試験となります。
再受験制度
推薦入試で不合格となった場合でも、一般入試では中学入試と同様に優遇措置があります。
一般入試
一般入試は2月12日に実施され、募集人数は120名です。 一般入試には、一般入試、併願優遇、スポーツコースがあります。
併願優遇の条件は、5教科22以上、9教科に1・2がないことです。 判定は調査書のみで行われ、加点制度はありません。
スポーツコースでは、全中・都大会出場などの客観的資料が必要です。
一般入試の試験内容
国語・英語・数学の3教科で、各50分・100点・記述式です。 英語にはリスニングがあります。
国語では、漢字、文法、四字熟語、論説文、小説、古文・漢文が出題されます。 数学は、計算、小問、関数、図形など幅広く出題されます。 英語は、リスニング、文法、単語、語法、長文読解が出題されます。
今年度入試の結果について
学校からは、今年度入試の傾向についても説明がありました。
近年は受験生の答案の質が向上しており、丁寧な字で書く受験生が増えているそうです。 また、入学手続率、いわゆる歩留まり率も高く、2月1日午前入試では約8割に達しています。
学校としては、「受験は回数を重ねるほど落ち着いて実力を発揮できる」と考えており、 複数回受験を積極的に勧めているとのことでした。
広報委員の生徒による学校紹介
最後は、中学2年生・中学3年生・高校3年生の広報委員による学校紹介が行われました。
生徒からは、「男子校ならではの楽しさがある」という言葉がありました。
高校では、高校からの入学生と内部進学生が高1では別クラスになりますが、 高2から同じクラスになります。 最初は戸惑いもあるそうですが、学校行事を通して自然と仲良くなれるとのことでした。
また、豊山祭、体育大会、中学2年生全員参加のスキー合宿など、 学校行事も大きな魅力として紹介されました。 スキー合宿では、生徒同士が助け合いながら活動している様子が伝わってきました。
さらに、ある生徒からは自身の受験体験も語られました。 小学4年生から受験勉強を始めたものの、当初は保護者に言われて勉強していたそうです。
しかし、「日大豊山中学校に入りたい」という目標ができてから本気で努力するようになり、 最後まで頑張ることができたと話していました。
また、別の生徒は、受験の際にでエスカレーターなどの充実した施設を見て、 「この学校に通いたい」と強く感じたことも入学の決め手になったそうです。
まとめ
今回の説明会では、入試制度や優遇措置について非常に具体的な説明がありました。
特に中学入試の2科・4科同時判定や複数回出願による優遇制度、 高校入試での検定加点制度などは、受験戦略を考える上でも重要なポイントと感じました。
また、生徒による学校紹介からは、男子校ならではの活気ある学校生活や、 生徒同士の温かい雰囲気が伝わってきました。
受験を検討されているご家庭にとって、大変参考になる説明会でした。