塾対象説明会のご報告(桜丘中高)
2026年7月2日
桜丘中学・高等学校
学習塾対象説明会レポート
進学塾Musashiの相田です。桜丘中学・高等学校の学習塾対象説明会に参加してまいりました。 今回の説明会では、学校全体の教育方針、大学合格実績、キャリア教育、そして中学入試・高校入試について詳しくお話をうかがうことができました。
桜丘中学・高等学校は、生徒一人ひとりに合わせたきめ細かな指導と、将来を見据えた学びを重視している学校です。 特に、AIを活用した個別最適化学習や、英語教育、キャリア教育の充実が印象的でした。
高橋校長先生より
はじめに、高橋校長先生より学校全体の方針についてお話がありました。 今春の中学入試では、出願者数が初めて800名を超えたとのことで、近年の注目度の高さがうかがえます。
桜丘が大切にしているのは、生徒に合わせた「個別指導」と、他人と競うのではなく、過去の自分と比較して成長を見ていく「絶対評価」の二つです。 学習面では、一斉指導とAIを活用した個別指導を組み合わせることで、生徒一人ひとりに合った学びを実現しています。
英語教育についても、非常に力を入れていることが伝わってきました。 英検対策では、オリジナルのフィードバックシステムを導入しており、前回からの成長率や校内での位置づけなどが一目で分かるようになっています。 その結果、中学3年生の英検3級取得率は95%、準2級取得率は60%と、かなり高い水準になっています。
特にSコースでは、高校卒業時に95%の生徒が英検2級を取得し、さらに2人に1人が準1級を保持しているとのことでした。 単に英語を学ぶだけではなく、目標を明確にして継続的に力を伸ばしている様子が感じられます。
また、生徒の要望を取り入れながら、学校生活をより快適にするための環境整備にも力を入れているそうです。 学習面だけでなく、生徒にとって安心できる居場所づくりを大切にしている点も、桜丘の大きな特徴だと感じました。
大友先生より教育内容の説明
続いて、大友先生より教育内容と大学合格実績について説明がありました。 今春の現役合格実績は非常に力強く、全体では174名中、国公立大学に41名、早慶上理に45名、GMARCHに131名が合格しています。 合格率としては、早慶上理が25%、GMARCHが75%という高い実績です。
| 区分 | 国公立大学 | 早慶上理 | GMARCH |
|---|---|---|---|
| 全体 174名中 | 41名 | 45名 | 131名 |
| 一貫生 97名中 | 14名 | 24名 | 48名 |
桜丘の教育の大きな特徴は、個別の面倒見の良さです。 AIを用いた学習支援により、一人ひとりに合った課題を個別に付与し、学習状況に応じて適切なサポートを行っています。 また、教師だけでなく進学専門スタッフも配置されており、日々の学習から入試に向けた戦略まで、学校全体で生徒を支える体制が整えられています。
さらに、進路指導の資料も非常に充実しています。 「出願戦略冊子」では、生徒ごとの個別ロードマップが示され、「桜丘式学習法冊子」では各科目の勉強方法や使用教材について詳しく説明されています。 生徒が自分の目標に向かって何をすべきかを具体的に理解できる仕組みがあることは、大きな安心材料だと感じました。
中野先生よりキャリア教育について
中野先生からは、桜丘のキャリア教育について説明がありました。 桜丘では、まず生徒に「社会」へのあこがれを持たせることを大切にしています。 そのうえで、その社会に関わるためにはどのような「学問」が必要なのか、さらにその学問を学ぶために「高校」で何をするべきかを、逆算して考えていきます。
桜丘は、早稲田大学、順天堂大学、理化学研究所などと高大社連携を行っています。 また、文部科学省よりDXハイスクールに採択されており、その予算を活用して高性能PCや3Dプリンターなどを購入しているとのことでした。 これにより、単なる知識の習得にとどまらず、実社会や大学での学びにつながる教育環境が整備されています。
中学生の段階では、中学3年時に「キャリアプランプレゼン」を行います。 これは、生徒自身が保護者に対して、将来のビジョン、学びたい学問、そのために高校でどのような学びが必要なのかを説明する取り組みです。 自分の将来を自分の言葉で語る経験は、高校生活や大学受験に向けても大きな意味を持つものだと感じました。
髙橋先生より中学入試・高校入試について
最後に、髙橋先生より中学入試・高校入試について説明がありました。 まず高校のコースについては、アカデミック、スーパーアカデミック、国際教養の各コースについて詳しい説明がありました。
高校の各コースについて
アカデミックコースは、大学合格実績の多くを占める中心的なコースです。 高校2年時より、3教科文系、理系、6教科文系、理系の4クラスに分かれて学習を進めていきます。 近年は推薦入試も盛んになっていますが、上位校ではまだまだ一般入試が中心です。 そのため、一般入試に対応できる確かな学力を構築していくことが重視されています。
一方で、推薦入試への対策も手厚く行われています。 担任と専門スタッフを交えた1対2の指導体制があり、推薦入試での合格率は80%とのことでした。 また、指定校推薦は600枠用意されていますが、昨年実際に使用されたのは51枠とのことで、学校全体として一般入試にも強く対応している様子がうかがえます。
スーパーアカデミックコースでは、2人に1人が国公立大学・早慶上理へ、4人に3人が上位私大以上へ進学しているとのことでした。 進学実績だけでなく、探究学習にも力を入れている点が特徴です。 大学受験に向けた学力形成と、社会で求められる思考力・表現力の育成を両立しているコースだと感じました。
国際教養コースが目指すのは「世界のTOP大学」です。 英語を学ぶだけではなく、英語で学ぶことを大切にしています。 海外探究研修についても、担当教師が実際に現地へ行き、生徒にどのような経験をさせるかを考えたうえで設定されているとのことでした。 国際的な環境で学びたい生徒にとって、魅力的なコースだと思います。
中学入試について
中学入試では、2月2日の4科型入試について説明がありました。 出題レベルは、基礎が40%、標準が40%、発展問題が20%です。 発展問題では、思考力や表現力を問う問題が出題されます。 2月1日の受験者には、以降の試験で加点があるため、複数回受験を検討する場合は全試験への申し込みがすすめられています。 なお、受験料は変わらないとのことでした。
3年特待入試は、英検4級以上を取得していれば出願可能です。 試験では算数と国語を受験し、「算数」と「国語または英検の保証点の良い方」を合算して判定します。 出題レベルは、基礎が30%、標準が50%、発展問題が20%です。 また、スライド合格もあるとのことでした。
ベストスコア入試は、2科・4科入試として実施されます。 4科入試の場合は、得点上位2科目の合計で評価されます。 A特待やS特待へのアップスライド合格がある点も特徴です。 得意科目を生かしやすい入試方式だといえます。
高校入試について
高校入試には、「内申重視型」「入学試験重視型」「一般入試」の3つがあります。 日程は2月11日または2月13日を選択できます。
「内申重視型」は、内申基準を満たすことが必要な入試方式で、いわゆる併願優遇にあたります。 一方、「入学試験重視型」は、内申基準には届かないものの、学力の高い生徒を対象とした入試です。 内申に応じた加点があり、併願の場合は5科17〜19で10点、5科20〜22で20点の加点が得られます。
合格の得点目安としては、Sコースが80%、Iコースが65%、Aコースが60%と示されていました。 内申だけでなく、入試本番でしっかり得点できる学力をつけておくことが重要です。
まとめ
今回の説明会を通して、桜丘中学・高等学校は、生徒一人ひとりの成長を丁寧に見取りながら、学習面・進路面・キャリア面のすべてで手厚く支援している学校だと感じました。
AIを活用した個別最適化学習、英検取得率の高さ、進学専門スタッフによる進路指導、そして将来から逆算して考えるキャリア教育など、現代の入試や社会に対応した取り組みが多く見られました。 中学受験・高校受験のいずれにおいても、桜丘を検討するご家庭にとって参考になる内容が多い説明会でした。