塾対象説明会のご報告(大妻中)
大妻中学校・高等学校 説明会レポート
伝統ある女子校から、次のステージへ
お世話になります。進学塾Musashiの櫻田です。
大妻中学校・高等学校の塾対象説明会に参加してきました。
今回の説明会では、学校としての変化、進学実績、キャリア教育、そして2027年度入試に向けた変更点について、詳しいお話を伺うことができました。
大妻の変化と、変わらないもの
大妻は、伝統ある女子校としての土台を大切にしながらも、時代に合わせて大きく変化している学校です。 一方で、校訓である「恥を知れ」という精神は、今も変わらず大切にされています。
校長先生のお話
校長先生のお話では、まず大妻の変化について説明がありました。
現在、大妻女子大学への推薦入学は0.7%とのことです。また、理系志望率は50%を超えており、従来の「伝統ある女子校」というイメージから、進路面でも大きく変化していることがわかります。
ただし、学校の根本にある校訓は変わりません。大妻が大切にしてきた価値観を受け継ぎながら、時代に合わせて改革を進めているという印象を受けました。
Otsuma’s Next Stage
校長先生は、「本当に私は生徒たちの学力を伸ばしてきたのか」という問いから、学校改革を進めているとお話しされていました。
その改革が、Otsuma’s Next Stageです。
中でも改革の本丸は、学力向上改革とのことでした。
高い目標に挑戦したいという生徒が集まり、互いに刺激を受け合うことが大切であるというお話が印象的でした。
進学実績について
国公立大学
国公立大学の現役合格者数は、2023年度が33名、2024年度が23名、2025年度が39名でした。 2025年度の39名のうち、9名は後期入試での合格とのことです。
| 年度 | 国公立大学 現役合格者数 |
|---|---|
| 2023年度 | 33名 |
| 2024年度 | 23名 |
| 2025年度 | 39名 ※うち9名は後期合格 |
合格大学としては、北海道大学4名、東北大学1名、大阪大学1名、鹿児島大学1名などが挙げられていました。 東京から出て、地方の国公立大学に進学していく生徒もいるとのことです。
また、医学部医学科にも合格者が出ています。北海道大学、筑波大学、岐阜大学などへの合格が紹介されていました。
私立大学
私立大学については、2025年度の現役合格者数と現役進学者数が紹介されました。
| 大学名 | 2025年度 現役合格 | 2025年度 現役進学 |
|---|---|---|
| 早稲田大学 | 35名 | 18名 |
| 慶應義塾大学 | 25名 | 21名 |
| 上智大学 | 31名 | 11名 |
| 東京理科大学 | 35名 | 8名 |
再受験者は43名とのことでした。合格を取っていても、さらに上を目指して挑戦する生徒がいるという点も、大妻の進路指導の特徴だと感じました。
進路学習とキャリア教育
大妻では、学年に応じた進路学習やキャリア教育も充実しています。
中学生の取り組み
- 大学見学会:大学生の卒業生が案内
- キャリアゼミ:社会人の卒業生とのグループ討議
高校生の取り組み
- 2泊3日のホテル滞在
- 講話
- クラスミーティング「夢を語る」「15年後の社会と私」
- オリエン委員の生徒による成果発表
発展的なプログラム
大妻 be ambitious プロジェクト
大学教員や研究者による講演会、大学見学会などを通して、生徒の視野を広げる取り組みです。
大妻メディカルゼミナール
現役医師・看護師による講話、卒業生との懇話会、課題研究、外部講師を招いた面接対策、理系の小論文講座、理系の英語講座などが行われています。
ESCリーダープログラム
「社会貢献のための工学」をテーマに、工学を通じてどのような社会貢献ができるか、また社会問題をどのように解決できるかを考えるプログラムです。 生徒主体で企業見学や、大学教員を招いた学習会も実施されています。
高大連携
高大連携としては、以下の大学との連携が紹介されていました。
- 芝浦工業大学
- 杏林大学
- 東京薬科大学
- 日本医科大学
2026年度入試結果について
2026年度入試では、サンデーショックの影響により、第2回入試の受験者数が大きく減少したとのことです。
繰り上げ合格は29名でした。普段は1桁であることを考えると、多い人数だったそうです。
繰り上げについては、複数回受験した受験生から行われたとのことでした。 補欠ゾーンに入っていた複数回受験者は、多くが繰り上がったというお話もありました。
また、大妻から他校に進学した辞退者の進学先として、頌栄女子学院などの名前も挙げられていました。
入試では足切りはなく、1科目で低い点数があっても、他教科でしっかり得点できていれば合格する可能性があるとのことでした。
2027年度入試の変更点
2027年度入試では、日程と入試内容に変更があります。
2027年度入試日程
- 2月1日 AM
- 2月1日 PM
- 2月2日 AM
- 2月3日 AM
2月1日午後入試が新設されます。午後入試は2科目入試ですが、学校としては4科目で学習してきてほしいとのことでした。
なぜ2月1日午後入試を作ったのか
これまで2月5日の入試がチャレンジ型になっていたこともあり、上位層の受験生が安心して受けられる入試を作る意図があるとのことでした。
一般入試・午前入試の算数
一般入試、午前入試の算数は全問記述式です。
これまでは記述欄が小さかったため、計算問題は答えのみとし、その他の問題の解答欄を広くしたとのことです。
午後入試の算数
午後入試の算数も、基本的には同じ傾向で出題されます。
- 大問1:答えのみ
- 大問2〜5:小問連動のみ
- 大問6:記述式
難易度そのものは変わらないものの、正確に解答しなければならないため、得点の取りやすさという意味では、やや難しくなると考えられます。
午後入試の国語
午後入試の国語については、難易度は変えないとのことです。
ただし、記述問題は従来の5〜6題から3題に減るとのことでした。
まとめ
大妻中学校・高等学校は、伝統ある女子校としての精神を守りながら、進路指導・理系教育・キャリア教育・入試制度の面で大きく変化している学校です。
特に、理系志望率が50%を超えている点や、医学部医学科、国公立大学、難関私立大学への進学実績からも、進学校としての姿勢がより強まっていることがうかがえます。
2027年度入試では、2月1日午後入試の新設をはじめ、受験生にとって重要な変更点があります。 大妻を志望する方は、最新の入試情報を確認しながら、4科目の学習をしっかり進めていくことが大切です。
進学塾Musashiでも、今回の説明会で得た情報を踏まえ、志望校合格に向けてしっかりと指導してまいります。