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今日は5年生で「旅人算」を学習しました。
2022/06/14
櫻田です。本日は、旅人算という単元。
実は、生徒は「わかった〜できるよ〜」といって帰宅しがちな単元。
しかし、そうはさせたくないなぁと思います。
この単元、授業その場で「わかる」と思っていても、自宅では解けないことが多いんです。
ご兄弟ご姉妹で一度受験を経験なさった方はご存知のはずです。
授業では、速さの和と速さの差について軽く導入。
みんな「ふーん」という感じ。余裕がありそうで、最初は集中力もそんなに高くないお子様も。
しかし、類題5になると一変。
てきとーに話を聞いていたお子様たちが驚愕します。
櫻田「この図では同じ方向に向かって進んでいるよね。じゃあ、速さの差に注目する?速さの和に注目する?」
全員「速さの差!!」
櫻田「ぶっぶーーーーーーーー違います!!」
ここから授業が一気に加速します。
今日のポイントは、「向かい合っていたら速さの和」「同じ向きなら速さの差」という簡単なものではないのです。
【作図して、和と差のどちらを使うのか見極める】というのがポイント。
向きでも抽象化できない、言葉でも抽象化出来ない、ただ、図を書いて確かめるしかないのです。
これこそ、難関校で問われる力。
単に裏技集みたいなのをみると、安っぽい公式が載っていて、それを覚えると、基本問題の大問1の(1)(2)くらいは解けるでしょう。
でも、「それだけ」です。
安っぽい勉強はやめましょう、その場しのぎの勉強はやめましょう。
それが、今回の裏テーマでした。